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  1. 岐阜市議会 1985-12-16
    昭和60年第5回定例会(第4日目) 本文 開催日:1985-12-16


    取得元: 岐阜市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-06-06
    トップページ 検索結果一覧 使い方の説明 (新しいウィンドウで開きます) 昭和60年第5回定例会(第4日目) 本文 1985-12-16 文書発言の移動 文書 前へ 次へ 発言 前へ 次へ ヒット発言 前へ 次へ 文字サイズ・別画面表示ツール 文字サイズ 大きく 標準 小さく ツール 印刷用ページ(新しいウィンドウで開きます) 別窓表示(新しいウィンドウで開きます) ダウンロード 表ズレ修正 表示形式切り替え 発言単文選択全文表示を切り替え 単文表示 選択表示 全文表示 発言者表示切り替え 全 46 発言 / ヒット 0 発言 すべての発言ヒット発言表示切り替え すべての発言 ヒット発言 選択表示を実行・チェックの一括変更 選択表示 すべて選択 すべて解除 発言者一覧 選択 1 : ◯議長小野金策君) 1767頁 選択 2 : ◯議長小野金策君) 1767頁 選択 3 : ◯議長小野金策君) 1768頁 選択 4 : ◯議長小野金策君) 1768頁 選択 5 : ◯二十五番(市川尚子君) 1768頁 選択 6 : ◯議長小野金策君) 1780頁 選択 7 : ◯生活環境部長杉山恵規君) 1780頁 選択 8 : ◯議長小野金策君) 1782頁 選択 9 : ◯市長室長横山武司君) 1782頁 選択 10 : ◯議長小野金策君) 1784頁 選択 11 : ◯総務部長(高木 直君) 1784頁 選択 12 : ◯議長小野金策君) 1785頁 選択 13 : ◯衛生部長高橋 豊君) 1785頁 選択 14 : ◯議長小野金策君) 1786頁 選択 15 : ◯二十五番(市川尚子君) 1786頁 選択 16 : ◯議長小野金策君) 1792頁 選択 17 : ◯生活環境部長杉山恵規君) 1792頁 選択 18 : ◯議長小野金策君) 1792頁 選択 19 : ◯衛生部長高橋 豊君) 1792頁 選択 20 : ◯議長小野金策君) 1793頁 選択 21 : ◯副議長(四ツ橋正一君) 1793頁 選択 22 : ◯十一番(堀田信夫君) 1793頁 選択 23 : ◯副議長(四ツ橋正一君) 1799頁 選択 24 : ◯土木部長(坂井 博君) 1799頁 選択 25 : ◯副議長(四ツ橋正一君) 1799頁 選択 26 : ◯教育長(浅野 勇君) 1799頁 選択 27 : ◯副議長(四ツ橋正一君) 1800頁 選択 28 : ◯市民部長(松尾 弘君) 1800頁 選択 29 : ◯副議長(四ツ橋正一君) 1801頁 選択 30 : ◯衛生部長高橋 豊君) 1801頁 選択 31 : ◯副議長(四ツ橋正一君) 1801頁 選択 32 : ◯都市計画部長(武藤治雄君) 1801頁 選択 33 : ◯副議長(四ツ橋正一君) 1803頁 選択 34 : ◯生活環境部長杉山恵規君) 1803頁 選択 35 : ◯副議長(四ツ橋正一君) 1803頁 選択 36 : ◯十一番(堀田信夫君) 1804頁 選択 37 : ◯副議長(四ツ橋正一君) 1807頁 選択 38 : ◯市長(蒔田 浩君) 1807頁 選択 39 : ◯副議長(四ツ橋正一君) 1808頁 選択 40 : ◯生活環境部長杉山恵規君) 1808頁 選択 41 : ◯副議長(四ツ橋正一君) 1808頁 選択 42 : ◯土木部長(坂井 博君) 1809頁 選択 43 : ◯副議長(四ツ橋正一君) 1809頁 選択 44 : ◯十一番(堀田信夫君) 1809頁 選択 45 : ◯副議長(四ツ橋正一君) 1811頁 選択 46 : ◯副議長(四ツ橋正一君) 1811頁 ↑ 発言者の先頭へ 本文 ↓ 最初のヒットへ (全 0 ヒット) 1:  開  議   午後一時四十五分 開  議 ◯議長小野金策君) これより本日の会議を開きます。  本日の日程はお手元に配付申し上げたとおりであります。            ━━━━━━━━━━━━━━━━━  第一 会議録署名議員の指名 2: ◯議長小野金策君) 日程第一、会議録署名議員の指名を行います。  本日の会議録署名議員は、会議規則第八十条の規定により、議長において一番村瀬正己君、二番森 由春君の両君を指名いたします。            ━━━━━━━━━━━━━━━━━  第二 第百四号議案から第十二 第百十四号議案まで及び第十三 一般質問 3: ◯議長小野金策君) 日程第二、第百四号議案から日程第十二、第百十四号議案まで、以上十一件を一括して議題といたします。            ─────────────────              〔議 案 掲 載 省 略〕            ───────────────── 4: ◯議長小野金策君) 一昨日に引き続き、質疑とあわせて日程第十三、一般質問を行います。順次発言を許します。二十五番、市川尚子君。    〔市川尚子君登壇〕(拍手) 5: ◯二十五番(市川尚子君) ただいまから発言通告に基づきまして順次御質問を申し上げたいと思います。  まず最初に、廃乾電池の処分をめぐって御質問をいたします。  本年七月、岐阜市が廃乾電池の分別回収を開始して間もなくでありましたけれども、厚生省はいわゆる安全宣言、他のごみとあわせて処理しても生活環境保全上特に問題はないという安全宣言を発表いたしました。このことは既に分別回収を実施しておりました各自治体や市民の間に大きな疑問や戸惑いをもたらしました。一部自治体では分別回収を中断した所もあったようでありますけれども、その大方はその後も安全確認ができないといたしまして分別回収を続け、岐阜市も引き続いて実施をしてきているところであります。その後、本年の十一月、この厚生省の安全宣言に疑問を投げかける形で岐阜薬科大学の小瀬教授が、そのグループが廃乾電池の混合処理は危険だとする研究発表をいたしました。厚生省の見解に対しまして、正面から反論をした形となったようでありますけれども、廃乾電池に含まれる無機水銀が日常的に多く使われているシリコンとまじると、水俣病の原因であると言われるメチール水銀に変化するとの実験データは、分別回収を実施している自治体にやっていてよかったという自信を与えたとも言えると思います。  そこで、お尋ねをしてまいりたいと思いますが、安全宣言と小瀬教授グループの研究発表に大きな差異があると私は見るわけでありますけれども、それぞれそれは専門家が調査研究の中から発表されましたことでありますが、廃乾電池の無機水銀の持つ問題点について専門的な知識をお持ちの生活環境部長はどのように考えられているのか。またこの二つの研究発表に対してどのような見解を持っておられるのか、まず第一点のお尋ねをしたいと思います。
     第二点は、今もなお焼却残渣の中に一般家庭からのごみにまじりまして回収されたでありましょう廃乾電池が数多く見られ、それはそのまま焼却処分がされていくわけでありますけれども、この二つの学説により今後の廃乾電池の分別回収はどのようにされていくのか、一般家庭への一層の分別回収の協力要請、働きかけについてどのようにされようとするのか、お尋ねをしておきたいと思います。  第三点は、今、木田環境第一事務所に集積をされております廃乾電池をどのように処分をされるお考えか、お尋ねをしておきます。今日、廃乾電池はプラスチック容器に入れられ、約八十ケース以上も集積をされているようであります。これは水分を呼ばないようにそれなりの努力をして倉庫に保管をされておるわけでありますけれども、毎日二ケースほどの集荷があるということであります。このまま集積をされた場合、年度内には倉庫へ収納できなくなりますし、ケースの数にも限界があるわけであります。他都市では、コンクリートカプセルで擁壁やベンチに活用している所もあるようですが、水や空気を通すといわれますコンクリートで将来全く心配がないのか、保証もないわけでありますし、また処理業者に委託をするとか企業に引き取らせるとか、その処分方法はさまざまでありますけれども、岐阜市はどのようにされるのか、お尋ねをしておきたいと思います。  第四の質問であります。既に岐阜市は焼却残渣や粗大ごみ等を埋立処分いたしてまいりました。最近では則松の処分場、この中には廃乾電池や重金属等、将来において地下水等に公害を与えるような危険物は埋め立てられていないかどうか。排水や地下水等に及ぼす影響は全くないのかどうか。阿原沖、佐野埋立地等、焼却残渣の中には廃乾電池や缶類がその固形物の大半で埋め立てられてきましたが、この地下水に及ぼす影響は本当にないのかどうか。特に則松処分場は浸出水処理施設が設置をされておりませんが、他の二カ所には回転円盤法による浸出水処理施設が設置をされております。特に佐野では処理水はクローズドシステムによる散水蒸発処理をされることになっております。浸出水は集中されることになっておりますけれども、これがまた地下浸透が全くないとはいえないように思います。本当に大丈夫ですかというふうにお尋ねをしておきたいと思います。自然界におきます長年の物質変化、複合汚染等、人体に及ぼす影響はすぐにあらわれないあるいは目に見えないものだけに、安全性はどうか、お尋ねをしておきたいと思います。なお、佐野については、すぐそばに農業用の井戸がありまして、その水質検査が行われているのかどうか、あわせてお尋ねをしておきます。  次に、第五点目の質問でございますが、佐野埋立処分場浸出水処理施設修繕工事についてであります。もともとこの施設は掛洞プラント新設に伴ってその埋立処分場に決定されましたときに、公害対策として浸出水処理を行うべく五十三年十月に十一社の競争入札により地元のA社が落札をいたしました。ことしの七月、二号回転円盤修繕工事及び流量計移転工事を随契で受けまして、七月五日から十一月十五日までの工期で修繕工事が行われました。そして、十一月十八日に検査監による完成検査が実施をされてきたところであります。検査が完了したということは、その修繕部分がきちんと修理をされ、稼働しているべきであるというふうに私は考えますが、今どのような稼働状況なのか、お尋ねをしておきたいと思います。回転円盤は順調に稼働をし、水処理はきちんと行われておるのか。また、流量計は何の役割を担っているのか、稼働状態はどうか、お尋ねをしておきます。  もう一つ、六点目でありますけれども、本年夏にかけまして北側堰堤を造成いたしました。この地形は、建設されます前から私ども現地を見ておりまして承知をしているわけでありますけれども、一部谷が北の方へ深く入り込んでいる所があるわけであります。埋立地の造成前は山から流れ出てる表流水は谷の低い所を自然に水路をつくりまして、自然流下をしていたわけでありますけれども、造成によりまして堰堤外側をこの谷水を回さなければ流すことができなくなった。ところが、外側を流すことになってはいるけれども、谷の落差が二・五メートルもあり、その水路の造成は大変だからということでありましょう。堰堤から埋立地の下を通って約五メートルほどヒューム管を埋設し、上流から流れ出る谷水を下流の水路ヘバイパスとしてつないでいるわけであります。これに対しまして、地元の方々から直接埋立地の水を下流の農業用水路に放流をしている、農業用水が埋立地の浸出水で汚染されてはいないかというふうに大変不安がられておるわけであります。谷水を直接バイパスを通って流しているとはいうものの私どもいろいろ考えますに、ヒューム管のジョイント部分から浸出水が入り込んでしまうようなおそれはないのか、ほんとにきちんとした工法がとってあるのか、あわせてお尋ねをしておきたいと思います。  次に、職員の臨時雇用についてお尋ねをしておきたいと思います。  行政改革、わけても今日の地方行革はつまるところ人件費の抑制、職員の定数削減やラスパイレス指数による職員給の抑制、住民サービス部門等における業務委託や住民参加の名をかりた住民負担の増という形で、それは如実にあらわれてきております。自治省は五十七年の給与是正三カ年計画に引き続きまして、本年七月、岐阜市に対しましてラス指数が国家公務員よりやや高いとして、第二次給与是正団体に指定をしてまいりました。自治省はラス指数を給与水準の物差しとしているのでありますけれども、学歴と年齢の二要素のみで比較をし、あるいはまた国公との職種の差や能力や能率あるいは定員削減五%を既に実施し続けてき、少数精鋭の中で行政努力をしているそういう各自治体の努力の実態は何ら加味することなく、あたかもこのラスパイレス指数が絶対的指標であるかのように給与是正を指導してきていることは御承知のところであります。定員削減五%や機械化、業務委託等、財政効果は一昨日の答弁の中でもありましたように、単年度トータル十億円余との答弁もあったところでありますけれども、本来賃金の決定は労使双方の自主的決定が原則であり、自治体の職員賃金も例外ではないはずであります。しかしながら、国家公務員に対する人勧をベースにいたしまして、労使双方協議をし、地公法二十四条の規定に基づき地方議会において決定をされ、今日まで支給をされてきたのが給与であります。こうした自主的決定に対しまして、地方行革を推進する政府や財界が賃金攻撃に拍車をかけてくることは、一つには、自治体職員の賃金抑制を民間労働者に波及をさせ、さらにそれを再び自治体職員に波及をさせることによって全体の低賃金化構造をつくり出すこと、二つには、賃金抑制をてこに自治体の財政運営に介入をすること、五八、五九年度の高給与自治体に対する地方債発行制限がそれでありました。岐阜市のように財政体質の弱い自治体にとって、どの事業を行う場合にも起債制限は痛手であり、本年の賃金交渉も職員の賃金抑制を認める形でまとまってきたところであります。こうした中で五十七年度からの定員削減実績は二百十九名、六十一年度には支所統合等が完了いたし、さらに定員削減五カ年の最終年度であります。定員削減の方向が新年を過ぎますと、提起をされるでありましょう。しかし、一方でこうした人員抑制や削減が進む一方で、事務補助や住民サービス部門では、臨時職員やパート、アルバイト、嘱託化または業務委託による民間会社派遣要員など、さらに一層増加をさせ、定員削減を補っているのが現状であります。常勤職員一人分で二人ないし三人のパートを使う、同一職場内にそれぞれ身分や労働条件の違った職員が机を並べ合っているというのが今日の実態であります。岐阜市における五十九年度実績による各部各課の嘱託、臨時パート、アルバイトあるいはワープロ、パソコン派遣等の要員を入れました実績を調べた数値を持っておるわけであります。雇用条件や賃金、労働時間あるいは職種は、それぞれ多種多様にわたっておりますが、それを横へ置きましても、五十九年度一年間での総延べ人員は実に一万四百二十人、仮定でありますけれども一人二百五十日働いたといたしまして、実に一日四十二人が臨時的扱いで毎日働いてきたことになるわけであります。以前からアルバイトや嘱託があったとはいうものの、定数削減と反比例して増加してきている数字であります。嘱託が三百一名、臨時職員が百十二名、アルバイト、パート等が九千九百二十九名、業者委託等による会社からの派遣要員のワープロ十一人、パソコン端末機扱いが六十七人、計一万四百二十人であります。総賃金支払い額、派遣要員の七十八人分を除きまして、四億七千八百五十三万八千円、このほかに業務委託、以前はほとんどが常勤職員で対応してきた仕事でありますが、業務委託料として三百二十三万五千円余があるわけであります。賃金といえば、こういう人たちは、特に最も多いアルバイトでありますけれども、時給五百円、しかも五時間しか働かしてもらえない、交通費もないわけであります。この十二月現在、人事課が、人事当局がどれだけパートやアルバイトを把握をしているかという数字を調べてもらいました。アルバイト雇用三カ月以上勤務者が十二名、六カ月以上勤務者が四十人、これは人事課の把握をしている数字でありますが、そのほかに現地で直接雇用しているパートが、例えば保育所では三十九名、週四十四時間勤務、日給四千六百四十円、正規保母と全く同一勤務形態をとっているわけであります。また、学校給食調理員長欠・病休者の代替として七人、これは週五日制の勤務で通勤費込みで四千二十円、学校登録制の調理員、これは給食調理員が年休や病休、一週間以内で休んだ場合、残った給食調理員の一人当たり給食数が二百六十一食以上になったとき、臨時に学校サイドで採用されるものでありますけれども、十月実績百七十一人、時給五百二十円、校務員は長期病欠者の代替として四人、日額三千五百円で週六日制、生活環境部は三人、一日五千百円で八時間労働、そのほかまだ幾つかの事例があるわけでありますけれども、同じ市役所で働きながら、同じような仕事をしていても、一方は正規職員、一方は不安定労働、いつ必要がなくなるかもしれない身分上、賃金上の扱い、職場によりましては、こうした臨時やパートの皆さんに特に十二月や六月のボーナス期にはみんなでカンパし合ったり、管理職がなけなしのポケットマネーで配慮をするとか、あるいは職員親睦会では積み立てをしていない彼らを全体の親睦会費で仲間に入れるとか、職場の温かい思いやりの中で、働いてくださっている人もあるわけであります。行政改革は一体何なのか、こんな形で賃金抑え込みをする一面があることを、まず御承知おき願いたいと思うわけであります。  さて、以下、人事担当すべき市長室長にお尋ねをしてまいりたいと思います。  まず第一点は、こうした職場の実態のあることを御承知だったかどうか。現場で直接雇用するパートや臨時が人事当局では直接把握していないとのことでありますけれども、こんな多くの人々が各職場の陰で働いておられることを御承知であったかどうか、お尋ねをしておきたいと思います。  第二点は、準職員、日日雇用職員等の取り扱いに関する要綱との関係であります。これは昭和三十三年に設置をされまして、その後最も新しい改正が四十年の五月二十日であります。この運用が正しく行われているのかどうかということであります。準職員は恒常的業務と規定をしておりますので、ここでは除外をしておくといたしまして、まず日日雇用職員、これは事務・技術補助及び現業の職でほぼ一般職同様の勤務条件で雇用期間が一年以下の者を日日雇用職員と規定をしております。これに対しまして、給与及び賃金の額等では日日雇用職員は、日額、昇給はその都度定める、期末・勤勉手当は一般職の場合に準ずるとし、その他の給与、賃金はその都度定めるとしております。パートや臨時職員等はここに該当をさせているのかどうか。同要綱や法令上の適用を指しているのか。  もう一つ、期限附雇用職員というのがあります。これは、地公法二十二条の規定により臨時の業務に雇用される者としております。本条では、これは臨時または非常勤の任用以外は条件づきとし、六カ月平常勤務後は正式採用することになっているという、地方公務員法の二十二条の規定があるわけでありますが、いわゆるその臨時あるいは非常勤の任用、この部分をとりますと、岐阜市の場合は人事委員会を設置をしておりませんので、地公法二十二条の五項が該当すると思うわけでありますが、この五項は、緊急の場合または臨時の職に関する場合は六カ月を超えない期間で臨時的任用ができる。が、再度更新することができない。続けて使うことができないというふうに規定をしているわけであります。そして、要綱でいきますと、賃金や給与等については、その都度定めるというふうにしております。六カ月切りかえをしながら任命権者が違うならともかく、ほぼ恒常的業務に数年従事をしておられるパートや臨時の方もいるわけでありますが、これらの方をこの法や要綱に基づいてどこへ位置づけられているのか、この要綱の運用と現実の対応についてお尋ねをしておきたいと思います。  第三点は、パート等の実態の数字を御承知の上でこの要綱を運営をされているのか。臨時職員等の採用に当たって、各職場にどのような指導をされているのか。また、一切職場に一任をされているのか、お尋ねをしておきたいと思います。  第四点は、人事当局ではこの実態をつかんでいないとの報告を聞いておりますが、要綱がある以上、パートや臨時等の任用に当たっては人事当局がきちんと把握していくべきではないか、現場ごとに、職種ごとにどういう労働実態にあるのか、そのことによっても職員の人事異動や人事配置等の必要性を読むことができるのではないかと思うわけであります。臨時やパートを全面的に正規にしなさいとは言わないまでも、人員削減の中で恒常的な仕事が日常的にパートで補われるような場合、それは正規の職員を配置をしていくべきであります。法や要綱のいうように、緊急かつ臨時的業務がアルバイトやパートによって行われるべきものであります。人事異動や職員配置について、あるいは業務内容によって、人員が少ないといいながら柔軟性を持って、そして、職員の働く活力が生まれてくるような人事異動のために考えていく必要があるというふうに考えるわけであります。  第五点目は、特にこうしたアルバイトやパートというのは婦人労働者がその大半を占めておりますので、その点につきましてお尋ねをしておきたいと思います。  婦人が一人の人間として働きたい、労働権の保障を要求するのは当然であります。さらには、経済的自立あるいは教育費の増高等による収入を求めるなど、その働く目的は確かにさまざまでありましょう。子供を育てながら、働きたいと思っても働き切れない現実の社会、一たん婦人が職場を退職をいたしましたら、パート労働しか労働市場のない今日、子育てが終わったころに教育費の支出が家計の何割かを占めるようになれば、パートでも賃金は安くても、少しでも働きたい、こういう希望を寄せる婦人もたくさんあるわけであります。まして、来年四月一日施行されます均等法の施行に合わせまして改正が行われます労基法の内容を見てみますときに、ますます婦人労働者の一般的労働、つまり常勤労働を困難にさせていくと言われております。こういう実態にあるとき、行政機関、岐阜市におけるパート労働の実態は、婦人労働者をさらに低賃金、身分不安定を強めていくことになりはしないか。本年は御承知のように国連婦人の十年の最終年であります。岐阜市みずからこの十年間、婦人の地位向上のため積極的な施策をとるべきであるとして、婦人問題懇話会の提言を受けたり、婦人の地位向上のための行政指導をやってきておるわけであります。その同じ行政でありながらほぼ恒常的な労働、本来なら正規職員化しなければならないようなパート労働も含めまして、婦人の身分不安定、低賃金政策をとっていることに矛盾があるような気が私はし、このことを指摘をしたいわけであります。この点について、市長室長、どのようにお考えになっているのかをお聞かせをいただきたいと思います。  また、正規職員の女子の婦人労働者の立場から見ましても、女子職員の昇格が男子職員と比べましておくれている、こういう指摘があるわけでありますけれど、これはパート労働が婦人の労働実態を低く見せ、昇格をおくらかしているのではないかというふうに思うわけでありますが、この点についてもお聞かせいただきたいと思います。  第六点目は、公務員には公平中立、責任ある行政と守秘義務が課せられております。低い労働条件の中で行政責任が本当に果たせるかどうか。常勤一人に対してパートが二、三人採用できるという安上がりが先行してはいないのか、量より行政の質をと考えるべきだと思いますが、この点についてはいかがでしょうか。身分上の向上を図るべきだと考えておりますが、この点についてもお考えをお聞かせいただきたいと思います。  最後に、総務部長にお尋ねをしておきたいと思います。御承知のように、交通費も大変上がってまいりましたし、民間においても時給は市より高いところが多くなりました。また、交通費も支給をされているところが多いようであります。今ちょうど予算編成の時期でもありますし、臨時、パート、アルバイトといえども、よりよい人材を確保するためにも賃金の引き上げや交通費支給を考えるべきだと私は思いますが、財政担当部長としてその意思ありやなしやについてお尋ねをしておきたいと思います。  次に、質疑を行いたいと思いますが、簡易水道の料金値上げに関してであります。  今回御承知のように、一九・八%の水道料金の値上げが上程をされました。私はこの手元に五十年と五十三年と五十六年、ことしの料金値上げに関する水道料金改定審議資料というのを持っているわけであります。私は過去の経過をずっとこの審議資料に基づいて見てきたわけであります。特にこの六十年度の第一ページを開けますと、簡易水道料金の改正理由というのが挙げられているわけであります。五十年のこの審議資料には、こういう文章として値上げの理由が書いたものはないわけでありますが、この五十三年、五十六年、六十年、この三回の値上げに対しまして、簡易水道料金改正の理由というのが一言一句違わない、つまりその年、その年度の数字を変えただけで、あとは全くこの三回、一言一句表現も文字も違わないわけであります。一体これはどういうことなのかということをまずお尋ねをしておきたいと思います。(笑声)  五十六年度の市長提案の理由はこういう表現とってありましたが、「昨年度の電力料金の大幅値上げと節水による落ち込み、水需要にこたえるための増補改良等の費用を出すための料金改正をしたい」というふうに言っておられますし、今回もそれなりの理由は提案説明の中で市長はされたわけでありますけれども、簡易水道課から出されたこの簡易水道料金改正の理由、五十三年も五十六年も六十年度も全く状況が同じであるのかどうか。この七年間増補改良や水の安定供給等、簡水は全く努力をしなかったのかどうか。相も変わらず、三十年代に建設され、施設の老朽化と給水戸数の増加による既設能力の低下等による水圧の低下の解消、質の高いサービスの要求等に対処するため、施設の増補改良の実施と組織の充実を図らなければならない状況にある。業務の改善、効率化に最大の努力を傾注し、経費の節減に鋭意努力を重ねてきたが、今後のこの事業に重大な危機を招来するところとなった。したがって、財政健全化を図るため、増高した生産原価に見合う収支の均衡を検討する必要に迫られた。六十三年度までの事業計画及び財政計画を樹立した結果、料金改定をお願いしたい。本年度は五十九年度分の黒字決算がどう次年度以降に影響を及ぼしていくのか、全く危機的な状態なのか。さらに資料は概要と今後の料金改定による収支試算書、あるいは工種別事業計画や料金体系、各市町村の簡水と対比して岐阜市の簡水料金が低いということをあらわしている一覧表など添付をされているわけであります。現行料金体系では、この前も本会議で質疑ありましたように、四億円余の赤字見込みという数字もこの中にあるわけであります。私はこういう三回にわたる改定審議資料を見ましたときに、やはりこの改正理由については少し腑に落ちない点があるわけであります。  そこでまずお尋ねをしてまいりたいと思います。  まず第一点は、五十三年の料金改正のとき、我が党の代表質問において、水道法三条の適用と市街化区域内における簡易水道の都市施設としての上水道への転換を求めたことに対しまして、衛生部長、あなたはこう答弁しているわけです。「厚生省の通達によって、認可を受けるときの計画人口が五千人以内であれば、それ以後給水人口がふえても一応簡水として認めている。しかし、現在規模として日本一の岐阜市の簡水が抱えている問題として、上水への編入の問題があるわけでして、いろいろ問題はあると思うが、将来は使用者の理解を得た上で一つ一つこれらの問題に対処しながら考えていかなければならない。」こういうふうに答えておられるわけでありますが、この七年間この答弁に基づいてどのような努力がなされてきたのでしょうか。さらに、施設の新設拡張については起債はつくが改良には県費補助のみであるから、これの増額確保を努力をする。で、使用料はできるだけ抑え、安定供給のための適切な工事をすると。また、当時の水道部長は、上水道の方へということになれば受け入れて、上水道の管轄下にしてまいるつもりであると。もう五十三年当時から水道部は、当時からの受け入れに対する心づもりがあったわけであります。当然法にもたれて切りかえの努力を、おっしゃったとおりの努力をされてしかるべきであったと思いますが、この議会答弁以後今日まで一体どのような努力がされてきたのか。使用料をできるだけ抑え、安定供給のための適切な工事はどれだけ努力をされてきたのか。努力をされてきておれば、今回の値上げの理由はもう少し違った角度から見ていく必要があるのではないか。私はこうしたことから見ますと、この限りではとにかく値上げのための値上げとしか見えないように思います。財政的理由あるいは起債制限、拡張、増補改良等々、今やらなければならない理由がもっともっとあるのではありませんか。これらについて衛生部長の見解を求めておきたいと思います。  第二点は、五十三年から五十六年へかけまして、あるいは五十六年から六十年度へかけて事業計画や財政計画において、どのような実績と成果が上がってきているのか。事業計画には上げてみたけれども、十分実施できなかったもの、あるいは計画以上に実施できたもの、今日現在、過去三カ年の評価がどうであったのか、反省点はなかったのか。その評価と反省点に立って、次の料金改定とその事業計画を上げる。特に料金収入が四五%を占める、しかもその大半が一般家庭使用者でありますだけに、料金値上げについては慎重を期さなければならないというふうに考えますが、その点についてはどのようにお考えなのか、お尋ねをしておきたいと思います。  第三点は、さきにも私質問をいたしたわけでありますけれども、大変石綿管の比率が高いわけでありますが、五十四万の総延長の中で十一万余が石綿管というふうに言われておりますけれども、破損しやすいこの石綿管の増補改良などをどのような計画で行い、住民サービスにこたえたいのか。今回の料金改定の主たる要因はこれらの増補改良であったと思うわけであります。一体これらの増補改良について具体的に市民の皆さんに納得していただけるような住民サービス、どういう形で行われようとしているのか、お聞かせをいただきたいと思います。少なくとも今六十二年に簡水の上水への統合が予定をされているわけでありますから、この折損や破損が多く、しばしば断水状態にあるこの簡易水道の現状が、一日も早く上水道と同一の材料で増補改良がされなければならないところでありますが、これはどのようにされていくのか、お尋ねをしておきたいと思います。  第四点は、かねてから我が党が提起をしてまいりました各水源地ごとの自家発電装置、今日三十水源中ようやく十六水源地のみが自家発装置がついているようであります。この具体的設置計画はどうなっているのか。  第五点は、故障や折損、破損に対する修繕等の対応であります。簡水は上水と違いまして直営の工務課がなく、業者対応でそれだけ時間がかかる場合があるというふうに聞いておりますが、その点は住民サービスの点からとらえてどのような対応をされていくのか。住民サービスにとって最も大切な部分でありますだけにお尋ねをしておきたいと思います。  第六点は、水質検査についてであります。水道法二十条第一項及び施行規則第十四条第一項第一号は、一日一回行う色及び濁り並びに消毒の残留効果に関する検査を行うことを規定しているわけであります。水道事業者としてこの定期及び臨時の水質検査はどのように行われているのか。三十カ所の水源地から供給される水が水質基準に適合するかどうかを判断することができる場所から採取した水について、一日一回水質検査を行うよう規定をしているこの水質検査について、今簡易水道課はどのように対応されているのかお尋ねをして、第一回の質問を終わります。(拍手) 6: ◯議長小野金策君) 生活環境部長、杉山恵規君。    〔杉山恵規君登壇〕 7: ◯生活環境部長杉山恵規君) 廃乾電池問題についてお答え申し上げます。  御指摘のように、去る七月二十四日に安全宣言とも思われる、他のごみとあわせて処理しても問題はなく、特段の措置を講ずる必要は認められないというようなことでございました。しかしながら、その後厚生省の方がいろいろ配慮をされまして、使用済みの乾電池の対策については全国の自治体及び総人口の約七割が分別などを実施済みまたは計画中であるが、その処理はほとんどが保管にとどまっており、その適正な処理については、消費者、販売業者、製造業者及び自治体、国など関係者の責務と役割を踏まえた上で、効果的な対策を可及的速やかに講じる必要があると、環境整備課長名で一応発表されているところもございます。したがいまして、乾電池対策で全国の都市清掃会議の中に廃棄物処理技術開発センターが設けられて鋭意ここで研究され、今後の広域的な処理処分場の設置を行われるというようなことになっております。  水銀自体の毒性問題でございますが、現在各大学とか研究所などで云々されておる問題は、何らかの変化によって水溶性の有機水銀になった場合の害について種々提起をされているところでございます。また一方では、水銀自体が現在のような使い捨てが続くと、世界での状況からいって四十年間ぐらいで枯渇するという警告もございます。したがいまして、そういうような観点からやはり水銀問題、いわゆる乾電池問題についてはリサイクルし、適正に処理をするということが必要であるというふうに考えております。したがいまして、特に岐阜市におきましては中間処理あるいは最終処分場周辺の環境を将来にわたっても保全するため、本年七月より全市的に分別回収事業を始めたところでございまして、今後もこれを継続してまいる所存でございます。七月から現在までの回収量は四千七百六十五・三キログラムで、ドラム缶にいたしますと約十七本分でございます。本年度は保管場所を新しく取得して一応保管してまいりますが、計画的に完全処理ができる事業所に処分依頼をする予定でございます。現在のところ依頼先は北海道の野村興産一社でありますので、厚生省並びに先ほど申し上げました協議会の方に、いわゆる中部圏のできるだけ近くにいわゆる完全、適正な処理工場の設置などを強く現在要請しているところでございます。  次に、則松埋立地の問題でございますが、現在埋立完了地のほぼ中央部に排水口が設けてございます。その水質を定期的に検査をしておりますが、土地柄の鉄分以外は異常がありません。なお、地下水も下流に所在いたします民家の井戸水を検査しておりますが、正常でございます。このようなぐあいにして佐野あるいは阿原沖につきましても同様の検査をし、いわゆる現在の地下水の状況、あるいはまた排水の状況を実態把握をしながら、安全策をとっているということでございますので、よろしくお願いしたいと思います。  それから、地下汚染の問題でございますが、埋立開始前に浸出液の集水管を埋設し、汚水処理施設に導入するようにしておりますので、地下水汚染は現在のとこないものと考えております。しかし、その影響を監視するために、先ほども申し上げましたように、佐野におきましても阿原沖にしましても同様に公共用水域及び民家の井戸水を定期的に検査をして、安全を確認しているところでございます。  それから、佐野の汚水処理施設の問題ですが、現在のところ正常に稼働しておりますが、しかし、埋立地における汚水処理施設につきましては最終的な処理施設と考えております。したがいまして、埋立地の評価を左右する重要ポイントと認識し、常に留意しております。さらに正常運転できるよう日常の点検に十分心がけてまいりたいと思っておりますので、よろしくお願いしたいと思います。  埋設ヒューム管よりの汚水流入問題につきましては、いわゆる接続部分にはパッキン等による密着工法が施してございますので、外部汚水の流入を完全に防止することができるというふうに考えております。いずれにいたしましても生活環境部が所管しております清掃関係の中間処理、あるいは最終処分地につきましては周辺の環境保全に留意することはもちろんのこと、その安全性の確保についても十分な配慮を行い、定期的な環境調査によりそのチェックを行っておりますが、さらにより一層の努力をいたし万全を期してまいる所存でございますので、よろしく御理解を賜りたいと思います。  以上でございます。 8: ◯議長小野金策君) 市長室長、横山武司君。    〔横山武司君登壇〕 9: ◯市長室長横山武司君) お答えを申し上げます。  まず第一点は、職員の臨時雇用についてのうちで、職場の実態を知っているかという御質問でございますが、職員の臨時雇用につきましては、一時的、臨時的に業務が集中する時期に期間を定めまして、軽易な事務、単純な計算、浄書等の補助として雇用するものと、病休・産休等の代替要員として雇用する場合がございまして、雇用基準を定めて統一的に雇用しております。なお、医師、教員等特定の職種を除きましてその実態は一応把握しておると考えておりますが、第四点目の御質問にありました、現場ごとにその実態をつかんでいるかということにつきましては、すべての現場実態、さらには労働実態を知っているとは自信を持って申し上げるわけにはいきませんが、今後努力をしていきたいというふうに考えております。  第二点目の、臨時職員の雇用要綱の運用が正しいのかどうかという御質問でございますが、その第一点の、岐阜市準職員、日日雇用職員、期限附雇用職員及び嘱託の取扱に関する要綱、昭和三十三年十一月十日制定の要綱でございますが、現在この要綱は運用をいたしておりません。この要綱を制定いたしました経過は、御案内のように、当時準職員制度が各自治体に採用されまして、定数管理との紛らわしさが自治省から指摘をされ、つくったものでありまして、現在嘱託につきましては、それぞれ嘱託を設ける各課が設置要綱を設けて対応しておりますし、御指摘の臨時職員につきましては、岐阜市臨時雇用に関する要綱、四十六年九月一日に制定いたしました要綱でございますが、これによっております。さらに具体的な御指摘の地公法二十二条五項の適用と考えるがどうかという御質問でございますが、この臨時雇用につきましては二十二条五項の適用ではなく、むしろ三条三項に根拠を置いております。しかし、現在の職員構成の多様化現象、特に御指摘の臨時職員につきましては地公法制定当初予想していなかったためか、特に地公法全文の中に規定を置いていないのが現状であります。今後臨時雇用職員の雇用につきましては、原則六カ月以内とすると。ただし六カ月を限って更新することができる、この再度更新、これらの延長については厳しく決裁をしていきたいというふうに考えておりますし、その運用の実態は一般特定職種を除きまして、八月はアルバイト雇用を厳禁いたしております。したがいまして、年間最高雇用月数は十一カ月に抑えておるのが実態であります。  第三点の、臨時採用について各課への指示はどうしているかということでありますが、努めて臨時雇用職員の雇用を減らすような指示をしておりますし、それぞれ予算編成時におきましては査定を重ね、各課の実態を聞き、そして予算計上をしてきた経過がございますが、今後ともできるだけ臨時雇用の機会を少なくするような努力をしていきたいと思っております。  第四点は、先ほどお答えいたしましたので、第五点でございますが、パート婦人労働者が多いが、その労働実態を知っているかということでありますが、労働実態、臨時雇用の労働実態からも婦人労働者が多いというのは事実であります。臨時職員の賃金単価につきましては一定の基準により算定いたしておりまして、職員の給与改定に準じた単価改定をしております。さらには設定いたしました単価につきましては、市内官署の単価と比較を絶えずいたしておりまして、適正単価を保持するよう努めておるところであります。  第六点の、女子職員の昇格が遅いのではないかという御指摘でございますが、基礎になります職員数に男女のウエートが相当違っております。決して男女差別をしているものではありませんし、同時選考の対象にいたしておりますので、御理解がいただきたいと存じます。  第七点の、公務員の守秘義務について、それぞれ各種の労働者が混在しているが保てるかということでありますが、それぞれ雇用契約書ないしは委託業務でありますれば、委託契約書にその条項を挿入いたしまして、さらにはそれらが守られるような管理をしているつもりであります。  以上であります。 10: ◯議長小野金策君) 総務部長、高木 直君。    〔高木 直君登壇〕 11: ◯総務部長(高木 直君) アルバイト雇用に対する旅費の支給についてでございますけれども、今、市長室長が申しましたように現場のいろいろな実態、そういったことがまちまちでございます。人事当局の調査研究をまって協議してまいりたいと、このように考えております。以上です。 12: ◯議長小野金策君) 衛生部長、高橋 豊君。    〔高橋 豊君登壇〕 13: ◯衛生部長高橋 豊君) お答えします。  まず最初に、上水との統合問題は以前から二次総にもうたわれておりまして、関係部局とともに協議を続けておったところでございますが、それが積極的であったかと言われるとイエスとは残念ながら申せず、深く反省しておるところでございます。  なお、五十三年以後今日までどのような工事を行ってきたかということでございますが、施設の老朽化に伴う改良工事、施設能力の増強工事などを計画的に行いまして、主な事業内容は、常磐あるいは三輪第一・第二等、九地区の各水源地の新設改良工事を行いました。また、常磐、黒野、則松等、五地区の配水池築造工事、また、簡水全地区の配水管の増強、増補改良工事を行ってきたところでございます。その成果と実績はどうかということでございますが、大部分の簡易水道は昭和三十年代に建設されたものでありまして、施設の老朽化と給水戸数の増加に伴う施設能力の減退等による水圧低下を解消し、正常な水を安定供給できたと思っております。  次に、石綿管の整備計画でございますが、六十年度までは財政計画に基づきまして石綿管の布設がえを実施してきましたが、現在まだ約十一万六千五百メートル残っております。今回の計画ではそのうち約三万九千三百メートルほどの布設がえを予定しております。なお、今後の計画につきましては財政の許す範囲で早急に実施したいと考えております。  次に、自家発電設備の設置計画でございますが、現在まで三十二水源地中十六水源地に設置しまして、計画どおり設置してまいりました。なお、今回お願いします計画の中で三年間で五カ所計画しており、給水戸数五百戸以上の地区については設置が完了しておりますので、今後は給水戸数の少ない地区と水源地の新設改良をする場合に設置していく考えでございます。  次に、修繕工事に対します対応でございますが、簡易水道は御指摘のように管工事業者に依頼しております。まず事故があった場合は職員が現場に行きまして、バルブで水をとめまして、付近住民にPRをするとともに、地区担当の業者が修理をするわけでございますが、緊急の場合はそれぞれの簡易水道地区を五ないし六社程度担当業者を決めております。そういう業者に緊急に工事を対応してもらっておりますが、時間外など職員は大変努力してもらっておると思います。  なお、水質検査でございますが、一日一回の水質検査及び毎月一回の浄水検査及び年二回の全項目検査を確実に実施しておるわけでございます。いずれにしましてもいろいろ御指摘を受けました点を含めまして、今後プロジェクトチームの中でも鋭意検討して改善を図っていきたいと考えておりますので、よろしく御理解をいただきたいと思います。    〔「議長、二十五番」と呼ぶ者あり〕 14: ◯議長小野金策君) 二十五番、市川尚子君。    〔市川尚子君登壇〕 15: ◯二十五番(市川尚子君) それぞれお答えをいただきましたので、あと簡潔に再質問と要望を申し上げておきたいと思います。  廃乾電池処分をめぐりましては、今後とも分別回収をしていくという方向性を確認させていただきました。特に今四千七百キロ余集荷をされておりますこの廃乾電池の集荷について、完全処理できる業者に委託をしていきたいというふうにお答えになっておりますけれども、今は北海道しかないそうでありまして、やっぱりそのためには費用も相当かかるというふうに思うわけであります。したがって、技術開発センターで処理処分場の設置を強く要望しているというふうにおっしゃっておられますので、その点については国に対しましても、あるいは企業なり、そういう完全処理ができるような学問的な調査研究と、それから処理場を早く設置をしていただくように強く国への働きかけをしていただきたいと思います。  一方、岐阜市には立派な薬科大学もありますし、岐阜市みずからもこの水銀等、あるいはその他公害問題についても大学とも提携をとりながら、本当に将来の子供たちにすばらしい安全な自然環境、公害のない自然環境を残すために、みずからも努力をしてほしいということを、この点については指摘をしておきたいと思います。  それから、則松や阿原沖、佐野については今のところ心配はないというふうにおっしゃっておりますけれども、水質検査をした結果出てしまってからでは遅いわけであります。既に埋め立てられていったわけでありますが、常に水質検査なり環境周辺検査、調査を十分されまして、よりよい安全性のために鋭意努力をしていただきたいというふうに、この点についても強く要望しておきたいと思います。  佐野の水処理施設に対する修繕工事についてお尋ねをいたしました。現在のところ正常稼働していると、それからヒューム管についてはパッキン処理がしてあるから大丈夫だろうと思うと、ただし、定期的環境調査の実施をしたいというふうにお答えになりました。で私は、現地における排水処理施設の稼働状況の日報を取り寄せましてそれをチェックをしてきたわけであります。で、検査監による検査が十一月十八日に行われまして、その後すぐ汚水を入れまして稼働しようと思ったら処理水がオーバーフローをしてしまった。本来から言えば修繕をしたわけでありますから、そういう検査直後に一時間半ももたなかったというふうに現地では言っておりますけれども、故障が出てくるということは本来あってはいけないことだと思います。で、その後、申し入れをしました業者が再度来まして点検をしたけれども、まだそのままの放置状態でパイプが切断されたまま、あるいはボルトを締め過ぎまして亀裂が入ったままの状態、あるいはモーターに過大な力量が加わるんでしょうか、うなりがひどい。あるいは回転円盤が時々ぐるぐるぐるぐる回って浄化をしているんですけれども、それが時々すとんととまって、また、ぐうっと動いていくというような、本当に十分な稼働状況であるかどうかというと、それは決してそうではないわけであります。この日報によりましても、回転円盤の状況というのは、稼働状況の良否をチェックする項目があるんでありますけれども、ほとんど否というふうにチェックがしてあるわけであります。十八日の検査後におきましても流量計もいまだに不良状態のまま、あるいは回転円盤が不良な状態が続いている。とにかくそういうことで十分動いてないというのが現実であります。したがって、やはりいろいろこの汚水の中には問題点を含んでおりますだけに、きちんとした修理点検、そして安全性のチェックをさせるべきだというふうに思います。早速にでもこの修理を完璧にするように、そしてきちんとした稼働ができるような指導をお願いをしていただきたいと思います。  それから、北側堰堤についてはパッキン処理がしてあるから大丈夫だというふうに言われておりますけれども、あの辺は、そぶ水と申しましょうか、赤い水でして、地元の皆さんに大変不安な状態を醸しておりますだけに、その辺の安全確認はきちんとしていただきたいと思いますし、一つ間違えば、ここにも地元との覚書なり協定書なりがあるわけでありますが、大変な問題をもたらすと考えられますだけに、きちんとした処理をしていただきたいというふうに思います。  で、この廃乾電池の処分をめぐりましては、回転円盤と流量計の修繕工事の、再度きちんとした稼働をするように指導をしていただきたい。そのつもりがあるかどうかだけ生活環境部長から再度答弁を求めておきたいと思います。  臨時雇用の問題については、いろいろ御答弁をいただきました。で、それぞれ各課が設置要綱をつくりながら、この要綱は使っていないということでありますが、しかし、やはり今のパートや臨時職員等の扱いについて幾つかの問題点があると思うわけであります。このことは法体系あるいは人事運用上、やはり人事当局がきちんと責任を持って見ていく、このことが大変大事だというふうに思います。で、特に採用に当たっては再度更新を厳しくチェックしていきたいというふうにおっしゃっておりますけれども、ある意味では岐阜市のようにパートやアルバイトで働ける所が少ない。特に若い大学を卒業した娘さんにとって本当に働く場所がないわけであります。せめて自分の学んだことを生かして仕事がしたい、そのために市役所でアルバイトをしていきたいというふうに願う方も多いわけですし、子育てを終わったお母さん方が少しでも所得を上げたい、学校の子供たちの教育のためにお金がかかるから仕事をさしてほしいというふうに、すごく大勢の方が希望していらっしゃるのも事実であります。また一方で、厳しくチェックをし、こういう労働を抑えていくことによって、それぞれの職場の今定数削減がされて、機械化あるいは合理化されたという中にあっても、なおかつ職員に対する労働の密度の高さというのは年々ふえてきているわけであります。したがって、この辺を十分勘案されながら、パートを抑えるなら本当に必要な人材を確保していく、職員の定数をふやしていく、そういう方向への努力というのもきちんとしていただかなければいけないというふうに思っているわけであります。で、ほんとにパートの労働で大半が支えられている、そんな職場実態も多いということは先刻御承知だとは思いますけれども、減らすなら減らすような職員の配置をきちんと位置づけていっていただきたいし、まあしていっていただきたいというふうに思います。  それから、パート労働の婦人が正規職員の女子職員の昇格を少し足を引っ張っているんじゃないかというふうに御質問申し上げました。その点について当然男女のウエートが違う、それは事実だと思います。というのは、特に最近は女子職員の採用がぐっと抑えられてきているわけであります。しかも大変優秀な女子職員も多いわけでありますけれども、なかなか女子職員の能力というのが認められていかない。能力が開発されるだけの努力がされていないというのも、また一方事実だと思います。そういう意味において、もう少し女子職員の身分上の扱いあるいは昇格等についても鋭意努力をしていただきたいということを強く要望いたしておきたいと思います。  それから、守秘義務のことについて契約者や委託者に、条項に挿入しきちんと守られているというふうに御答弁はされておりますけれども、しかし、本当に地方公務員法上の守秘義務の規定が彼らあるいは彼女らに適用されるのかどうか、その点は全く責任が持てないというふうに言わざるを得ないと思います。そういう点で、本来から言えば正規の職員がやるべき仕事をこうした部分で抑えている。つまり、行政改革による人件費を削減して質の低下をもたらしているおそれがあるというふうにこの点は指摘をしておきたいと思います。  それから総務部長、交通費等については人事当局の検査をまって検討したいとおっしゃってますけれども、現実に均一料金でも三百二十円、一時間分がそれですっ飛んでしまうわけであります。しかも五時間しか、法の適用の中で五時間しか働かしていただけない。で、五時間働くということは、つまり昼休みの一時間入れますと六時間がここへ出てきているわけでありますから、他に労働を求めることができないわけでありますから、せめて交通費ぐらい、これは実費弁償でありますから、この点についてはきちんと支給をするよう強く要望をしておきたいと思います。このことは現実には今交通費が支給されている職種と、そうでない、いろいろ問題があると思いますので、いずれにしても、いい人材を確保し、そして労働をきちんとしていただく、その意味での責任を持ってしていただくためにも、交通費は支給をすべきであるというふうに指摘をしておきたいと思います。  それから、簡水の料金値上げについてでありますけれども、五十三年から、五十三、五十六、六十は全くその料金改定の理由が同じである、これはおかしいのではないかということに対して何ら御答弁がありませんでした。年度、例えば五十三を五十六に直すとか二九%を一九・八%に直すとか、そういう数字が変えられているだけで全く一言一句違わないですね。で、本当にそういう状態なのかどうか。一方では鋭意努力をしてまいりましたと、それぞれ増補改良もやってまいりました、水圧低下もないようにポンプなどもつけてきたし、発電施設もとってきた、そういうふうに努力をされた。努力は努力としてきちんと評価し位置づけ、そしてどうしてもまだこれだけ足らないから、これだけ料金値上げをさしてほしいという、それなりの理由というのは、そのときどきの社会的事情によっても違うと思うのであります。その点についてもう一度、一言一句全く違わない文章を書いている、私に言わせれば行政の怠慢というふうに思わざるを得ないわけでありますが、この点について再答弁をいただきたいと思います。  それから、議会答弁の後、七年間努力してきたかどうかという問いかけに対しましては、イエスとは答えられないと、大変反省していると。私はやはり少なくとも行政というものは法を守るべきその法を今日まで放置をしてきた、これもまた大きな行政怠慢だと思います。で、ことし起債制限を食らったと。だから何としてでも六十二年度までに上水へ統合をしなければならない。そのためには上水と簡水の料金差があり過ぎる。それではまあそういう理由をつけて値上げをしていただきましょう、市民の皆さんよろしいですかというのが今回の値上げの理由のような気がして仕方がないわけであります。やはり行政は常に責任を持ってやるべき、法は法としてきちんと守るための努力を続けていくべきだと思います。七年間の調査研究の時間をかけるというのと、これから二年間の調査研究の時間をかけるというのは、随分調査検討の中身が違うような気がするわけであります。この点について再度衛生部長に、どういうふうにお考えになっているのかあわせて再答弁を求めておきたいと思います。  で、あの、石綿管の布設がえ、これはもう従前から言われ続けてきたことでありますが、それでもなおかつ十一万六千メーター余も残っているわけであります。新しく水源地が掘られた所は割と少ないわけでありますが、衛生部長もおっしゃるように、三十年代につくられた所は今なお古い石綿管があって、そのために折損や破損が多く、修繕費が非常に多くかかる。ことしの決算の中でもそういう数字が読めると私は思うのでありますが、そういうことはやっぱりきちんと計画的にやっていく。計画的にやっていこうと思っても次から次へ修繕に追われてしまって何ともなりませんということでは市民の皆さんに納得をいただけないというふうに思います。この点については、さらに一層鋭意努力をしていただくようにお願いをしたいと思います。  それから、自家発装置、この三年間に五カ所といいますけれども、このスピードでいきますと、まだまだ相当年数がかかるわけです。最近停電は少のうなりましたけれども、しかし、生活用水というのは切っても切れないものでありますし、特に簡水の給水の皆さんは、上水と簡水の水道水の使用水量を比べてみましても、ほとんどすべての生活水をこの簡水に頼っていらっしゃるという実態を見るならば、いっときも水の供給をとめることができない。そのためには自家発装置をいっときも早く設置すべきだというふうに指摘をしておきたいと思います。  で、修繕の対応ですが、業者委託ということで、特に夜間等職員も大変なようでありますが、やはり、いっときも早く修繕の対応ができるように、さらなる努力を強く要請をしておきたいと思います。  で、水質検査一日一回ということですが、各家庭の末端で残留塩素の残留濃度を調査されているようでありますけれども、上水がやっておりますように、水源地から直接発したそのできるだけ近い時間の所で水質検査をすべきだというふうに思います。三十カ所すべてやるということは多分できないということで、今そういう処理をされているというふうに私は考えますが、この水質の安全ということは絶対条件でありますだけに、この点について再度きちんとされるよう強く要望をしておきたいと思います。  以上で再質問を終わります。 16: ◯議長小野金策君) 生活環境部長、杉山恵規君。    〔杉山恵規君登壇〕 17: ◯生活環境部長杉山恵規君) 佐野の最終処分地の汚水処理施設の件でございますが、当初計画どおりの処理ができるよう施工いたしますので、よろしくお願いいたします。 18: ◯議長小野金策君) 衛生部長、高橋 豊君。    〔高橋 豊君登壇〕 19: ◯衛生部長高橋 豊君) お答えします。  簡易水道は御案内のように三十年代に設置されたものが大部分でございまして、それ以後給水人口の増加とかあるいは古くなった施設の改良工事をベースにしまして、地区の発展に伴いましてポンプの能力増強とかあるいは水源地、配水池の設置あるいは消火栓、自家発電機の装置など、まあそういうような工事をベースに進めてきているわけでございまして、大体同じような目的で増補改良工事を行っていくので、御指摘のようにまあそういう表現になったわけでございますけれども、この表現などを含めましてもう少し丁寧にするよう反省するところでございます。  また、統合につきましては関係部局とも種々協議する中、他都市の実情も視察してまいりましたけれども、なかなか結論が出なかったところへ今回自治省からの強い指導があったわけでございまして、まあ先ほど申し上げたように、おくれましたことは申しわけないわけでございますけれども、今後鋭意努力しますのでよろしく御理解をいただきたいと思います。 20: ◯議長小野金策君) この際、暫時休憩いたします。   午後三時五分   休  憩            ━━━━━━━━━━━━━━━━━   午後三時二十九分 開  議 21: ◯副議長(四ツ橋正一君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  質疑並びに一般質問を続行いたします。十一番、堀田信夫君。    〔堀田信夫君登壇〕(拍手) 22: ◯十一番(堀田信夫君) それでは順次お尋ねいたします。  タクシーの客待ち停車による公害の問題についてお尋ねをいたします。  タクシー客待ちの停車による現状ですが、新岐阜駅前のロータリーや柳ケ瀬の若宮町通り、これは神田町通りにまでも及んでおりますが、これらの停車による渋滞の状況は御承知のとおりと思います。一般の車両の通行が困難な事態も続いてきております。特に新岐阜の駅前ロータリーは、その停車する時間帯の点において問題が幾つかあるように思います。新岐阜のタクシー乗り場に進入する車は住ノ江町と吉野町通りとの交差点から西へ、そして名鉄名古屋本線のガード下で吉野町三丁目でこの名古屋本線沿いに南へ下り、さらに高砂町の二丁目から東へと続いてまいりますが、高砂町の四丁目で安良田町交差点までこれが続く日があります。この高砂町通りでありますが、幅員が十分でなく、片側に停車する車が何台も続くと、ちょうど道路工事のための片側通行と同じ事態となります。交通整理員が配置されているわけではありませんので、一般車両は対向車両の存在を確認しなければならず、ここで対向車がないとなれば一気に走り抜けるといった大変危険な状態が見受けられますし、現に私も体験をいたしております。たまに対向車と出会わせてバックをしなければならない羽目となり、こうしたことがもとで一般車両の交通渋滞にも害が及んでおります。これら交通問題を土木部としてはどのように実態を把握し対応しているのか、まず第一点お尋ねをいたします。  さらに、生活環境上の問題であります。長時間にわたり何台もの車がエンジンをかけたままで停止する。これが少しふかしてはまたアイドリング状態ということが繰り返し続くわけであります。排出されるガス、ブレーキによる粉じん、タイヤの粉じん、道路材料など、付近住民への身体への影響あるいはまた動植物への影響が心配されるところであります。こういった実態について調査したことがあるのかないのか、まずお尋ねをいたしたいと思います。
     第二点目は、市の施設の案内標識についてであります。既に論議もされておりますので重複しないよう一点伺っておきます。  市施設の案内標識が数少なく目立たないとの声がよく聞かれるところであります。注意しておりますと、確かに主要な施設について案内標識が見当たらないと思います。見当たらなくても目的地がわかりやすいように、要はたどり着けばいいわけですけれども、施設によってはわかりがたい所もあり困るわけであります。特に二、三の施設について御紹介をし問題を指摘したいと思いますが、少年科学センターであります。環状線の道路上には一本目立つ案内標識がありますが、この環状線を利用せず、例えば西陸橋方面から南へ行って最初の信号交差点であるこの所を西へ進む新本町―爪線を利用して行こうとすると、なかなか少年科学センターがわかりにくいと思われます。また、北保健所の場合も、北へ上ってまいります白鳥線を初めとして、どの道路を走っても既に北保健所へ入るところの交差点を通り過ぎてしまうという声がありますし、私もよく通り過ぎることがあります。最近相次いで開設された統合事務所あるいはコミュニティーセンター、体育館などについても、これらはまだなじみが薄く一層わかりにくいと言われております。現在審議されております五十九年の決算の中には、産業会館の案内標識七本の設置が出ておりますが、この設置理由を伺いましたところ、会館の付近の様相が変わり目立たなくなったことが第一点。二点目に自己アピールのため。このような御説明がありました。今年度に入ってからは博物館について三本の案内標識が設置をされております。  そこでお尋ねをするわけでありますが、私が全部ではありませんけれども幾つか指摘しておりますように、かなり広範囲での広域的な公共施設の案内標識について、その設置の基準をもって対処してきているのかどうか伺いたいと思います。関係部長よりお答えを願います。  次に、小中学校の夜間校庭開放事業についてお尋ねいたします。  校庭、体育館の夜間開放が進み、本市では既に校庭でありますけれども、小学校で四十九校中四十八校、中学校では十九校中三十六校になっております。    〔私語する者あり〕 あっ、失礼しました、十六校です。多くの人々がこれによって健康管理あるいは体力の増強に、また、地域住民のコミュニケーションの場として一定の役割を担ってきております。使用料が課せられるようになったのは遺憾でありますけれども、本事業は評価いたすものであります。  さてそこで、今後のこの開放事業の課題として一点お尋ねをいたします。それはグラウンドの照明の問題であります。利用者の間から少し暗いのではないか、こういう声が聞かれます。例えばソフトボールのゲームをしていても、外野に上がったフライが暗くてプレーが思うようにできない、こういうことがあります。私自身も実際にゲームに参加してそれは痛感しているところであります。そして他の都市の方々からも岐阜市はちょっと暗いのではないか、こういう声が聞かれるので、取り急ぎ県内の各都市における夜間の開放事業の現状をつかめる範囲でつかんでみました。いずれもグラウンドについてでありますが、例えば大垣市は小学校、中学校合わせて八校の校庭開放がなされておりますが、いずれも四十八キロワットであります。多治見市は、これも中学校で二校、小学校で一校でありますが、四十五キロワットの二百五十ルクスと伺いました。可児市でも小中、ここは一律ではありませんけれども、四十五キロの所、三十九キロワットの所、四十八キロワットの所があります。羽島市においても、小学校でありますが、三十四キロワットと三十六キロワットでありました。各務原市でも、ここは中学校でありますが六十四キロワットであります。恵那市、ここでは一カ所だけ十一・六キロワットというのがありますが、ほかはいずれも二十九キロワットから四十八キロワットであります。土岐市においても、中学校で四十八キロワット、美濃市においても、小中でありますが、三十キロワットというような状況であります。おおむね四十八キロワットが、小学校、中学校、いずれでも圧倒的であります。十キロワット台というのは、県内、私が調べた範囲内の都市では一校しかございませんでした。岐阜市の場合はどうかと見てみますと、小学校で二十四キロワットが四校であります。残る四十四校は十一・二キロワット、十四・〇キロワットと、十キロワット台であります。日野、厚見においては十キロワットを下回っております。中学校でも十六校でありますが、二十四キロワットが一校で、あといずれも十四キロワット、十三・六キロワット、十一・二キロワットと十キロワット台であります。開放している校数では前進を見ることができますが、照明においては県内他都市の水準から大きく立ちおくれた状況と言わなければなりません。このグラウンドの照明について十四キロワットで約百五十から百六十ルクスと言われております。文部省は、最近新設される箇所について二百ルクス以上が指導目標と伺っております。二百ルクスのためには、およそ二十四、五キロワット台でならなければならないと思われます。せめてここまで明るさを引き上げていくことが必要ではないかと考えます。県都として恥ずかしくないほどにこの照明の明るさを引き上げるべきと思いますが、教育長よりお答えをいただきたいと思います。  次に、補正予算についてお尋ねいたします。  公園の整備費であります。野一色公園、岐阜ファミリーパークの用地購入費が計上されております。岐阜ファミリーパークは、国庫補助追加による公社からの買い戻しでありますが、野一色公園は新規であります。国有地二千九百五十平方メートル、民有の宅地百四十平方メートル、民有の山林九千五百七十九平方メートル、合計にして一万二千六百六十九平方メートル、金額では三億六千七百十七万一千円であります。山林を含めて広く緑地公園として整備されることは願うところであり、否定するものではありません。特にこの山林である前一色の山にはヒトツバが群生しているなど、その意義も認めるところであります。しかし、この山林であるいわゆる前一色の山の民有の山林の購入について、若干疑問に思う点がありますので、お尋ねをいたします。  この山林の売り手は、前一色山の南側の急な斜面を切り開き、宅地造成を行った業者から昭和五十七年七月にこの土地を取得しております。取得したのは、宅地造成によって残った一層急な斜面の山林残地であり、いわゆる宅地開発によって残された壁面の残地と言わなければなりません。この売り手は、昭和五十七年の七月に用地を取得し、わずか三カ月後の五十七年十月にこの土地を県に買ってほしいと迫っています。しかし、どういう理由か定かでありませんが、県はこれを受け付けておりません。これが翌年の昭和五十八年の七月になりますと、今度は岐阜市に買ってくれと迫ってまいりました。当時これに対応した都市計画部はこれを受け付けなかったわけであります。なぜかといいますと、それはこの山林が昭和四十一年から四十二年ころの造成によってできた、極めて急な勾配の部分が大半である開発によって生じた残地であり、市が買い上げなければならない性格のものではなかったからであります。本来風致地区でもあり、開発行為があってはならぬ所であります。法規制以前の開発でありますが、その行為によって生じた急傾斜の対策、さらには緑地保全はその原因者によってなされるべき筋のものではないかと思うのであります。加えて、なぜ受け付けなかったのかという理由のもう一点でありますが、常識を超えての高い単価を言ってきたことがその理由のようであります。私、現に現場を確認してまいりました。これは急傾斜そのものであり、用地の大半は直上がりと言える急傾斜で、ここにモルタル吹きつけ工法による崩壊対策が講じてあります。モルタル吹きつけ工法による崩壊対策がかなりの部分を占めていると言わなければなりません。しかも、これも随分と古いもので、技術的に伺いましたところ、待ち受け工法あるいはもたれ工法などがなされておりません。近い将来に崩壊対策のための手直しも心配されるところであり、法規制以前の宅地開発はほかにも幾つか存在をしております。そのことによるはげ山となった箇所あるいは急傾斜等の残地は幾つもあります。こうした箇所について今後とも買い取っていく方針なのか、まず第一点、伺いたいと思います。  二つ目、およそ二年前、買い取りを拒否した物件の購入でありますが、この間どんな交渉がなされてきたのか。私どもには購入のための大義をこの二年間かかってつくってきたように受け取れるわけでありますが、明らかにしていただきたいと思います。  三点目、崩壊対策の手直しが近い将来にも必要なように見受けられますが、これに要する費用は一体どれくらいなのか、明らかにしていただきたいと思います。  四点目、単価についてであります。公示価格のわずかマイナス要因として二つか三つありますので、二七%下回る単価となっておりますが、比較される公示価格は各務原市の清という箇所の比較的優良な山林であります。ここと比較した場合、ほとんど直上がりといえるような崩壊防止のためのモルタル工法の対策が講じられた急傾斜地であり、さらには風致地区でもある。こういったことを勘案した場合には、なお高いのではないかと思われます。まして、今後崩壊対策の手直しが必要となれば、この価格についてもいろいろと疑問を感じるわけであります。この単価についての算定の根拠を明らかにしていただきたいと思います。  この野一色公園の整備に関連して、いま一つ別な問題をお尋ねしておきます。この野一色公園の決定区域内において国有地を借地として、その上に朽ちかけた廃屋をさらしている八百六十二平方メートルの土地について、これはあのおふろ屋さんでありますけれども、非行対策の点からも、防災上の点からも急ぎ話をせなければならぬことが課題として残っておりました。今回国との話し合いの中でどんな話し合いになってきたのか、この間の経過、今後のこの土地の利用についての見通しについてお伺いをしておきたいと思います。  以上、第一回の質問を終わります。(拍手) 23: ◯副議長(四ツ橋正一君) 土木部長、坂井 博君。    〔坂井 博君登壇〕 24: ◯土木部長(坂井 博君) お答えいたします。客待ちタクシーの道路についての実態は把握しておるのかどうかということでございます。御指摘の道路において客待ちタクシーの停車をしている実態につきましては、御指摘の実態については、交通障害を起こしておるということで、実は取り締まりの権限は道路管理者でなくって、所轄の警察署でございますので、このことについて所轄の警察署によく協議をして、何とかしてほしいという協議をしているところでございます。 25: ◯副議長(四ツ橋正一君) 教育長、浅野 勇君。    〔浅野 勇君登壇〕 26: ◯教育長(浅野 勇君) 市の施設の案内板についてでございます。私ども教育委員会に所管する博物館、図書館、体育館など、いろいろございますが、これら施設利用者に対する利便のために案内標識の設置を行っておるわけでございまして、最近も先ほどお話がございましたように、歴史博物館の完成に伴い主要幹線道路に案内板標識を設置したところでございます。設置に当たりましては、道路標識令に定められた標識を国あるいは県、市の道路占用許可を得て設置するのでございますが、交通標識、街路樹その他既設標識等が建ち並ぶ最近の実情では、設置に適した場所を定めるのに大変困難いたしておるわけでございます。数が多ければいいと言うんじゃなしに、やっぱり効果的な標識の出し方というものを考えなければいけないだろうと思っておるわけでございます。御指摘の少年科学センターは、岐阜環状線の市橋地内にあるということ、それから県道岐阜―羽島線黒木町地内外五カ所に電柱そで案内板を設置しておるわけでございますが、科学センターを初めとして所管諸施設の施設利用者のため今後とも関係機関とも協議し、適切な案内標識設置の努力をいたしてまいりたいと思います。  それから、御質問の運動場の照明度が低過ぎるのではないかということでございます。御承知のように、昭和五十八年から順次整備を増設し、昭和六十三年までに各運動場とも岐阜市としては十四キロワット以上の電灯を設置し、改善を図っているところでございますが、現在行っている増設は主にソフトボールを対象とした照明施設でございます。将来野球等ができる面積を擁する中学校の運動場については、利用状況を把握しながら条件整備を考えなければならないと思っております。まずもって、昭和六十三年度までの計画実施が私どもの今のところ先決問題でございます。    〔私語する者あり〕 27: ◯副議長(四ツ橋正一君) 市民部長、松尾 弘君。    〔松尾 弘君登壇〕 28: ◯市民部長(松尾 弘君) お答えいたします。西部、北部の事務所につきましては、事務所への主要な進入路の交差点に標示板を設置しております。東部事務所につきましては、一五六号線の進入路に入れるように計画したわけですけれども、角の地主さんと話し合いがつかずに現事務所のみに三角柱を立てておるという経過がございます。六十一年よりファクシミリを導入する関係上、いずれの事務所も各市民の方に知っていただく必要が生じてまいりましたので、広報紙での周知の徹底、それから主要進入路への標示板等をふやしたいと考えております。なお、コミュニティーセンターについても同様な考えでございます。付近のバス停の名称等につきましても、追加して施設名を入れていただくように申し入れてはありますが、なかなか基準等もございまして難しいようでございますけれども、順次公式施設名を入れていただくようにバス会社にもお願いしてございます。  以上でございます。 29: ◯副議長(四ツ橋正一君) 衛生部長、高橋 豊君。    〔高橋 豊君登壇〕 30: ◯衛生部長高橋 豊君) お答えします。北保健所の屋上の東側に約一メートル四方の標示板を上げたりあるいは保健所へ折れて進入する道路に案内の柱を立てておりましたが、建設当時は周辺に家がなくてよく見えたわけでございますが、最近は家とかビルとかあるいはいろんな店の看板などが建ち並んできまして、それらの標示板が非常に見にくいのは事実でございます。そこで、より適切な案内板をと考えまして、現在六十一年度予算で要求中でありますのでよろしく御理解いただきたいと思います。 31: ◯副議長(四ツ橋正一君) 都市計画部長、武藤治雄君。    〔武藤治雄君登壇〕 32: ◯都市計画部長(武藤治雄君) お答え申し上げます。  野一色公園は、昭和四年の三月に当時前一色公園として、その区域は現在と若干異なるかもしれませんが、都市計画決定されておりまして、岐阜公園、梅林公園、加納公園等とともに岐阜市で最も古い都市計画公園でございます。また、昭和十年四月には風致地区として前一色山が金華山、加納城址等と同時に指定を受けている経緯がございます。戦後、戦災復興特別都市計画事業の施行に伴いまして、昭和二十六年六月、軍用跡地の一部を野一色公園として新たに計画決定がなされ、以降、公園の種別、区域等の変更を行いながら今日に及んでおります。昭和三十二年度からは国有地を無償借り受けいたしまして施設整備を行い、翌年から一部供用開始し、現在は約二ヘクタールの区域につきまして、広場、テニスコート、児童遊戯施設等に利用されております。そこで、昭和五十二年度にまとめました西暦二〇〇〇年を目標といたしております緑のマスタープランでは、公園の南側に隣接の前一色山を含めまして公園計画を策定しておりまして、これが事業の実施に向けて検討してきたところでございます。この野一色公園は、本市の南東部地区の中心にございまして、周辺の市街化が進み、周囲には学校、住宅、病院等に囲まれ、閑静な環境に恵まれておりまして、この地域の拠点をなす公園として位置づけた地区公園でもございます。そこで、今回拡張を計画いたしましたのは、緑のマスタープランに基づき周辺の急速な市街化の動向を踏まえ、特に現在開設しております公園と一体的利用を図る目的で考えたもので、特にこの山地は標高が四、五十メートルで容易に登りおりができ、山頂からの眺望もよく、また、山一帯には金華山塊に見られるヒトツバの群生やシダ類及びコナラ、クヌギ、カシ等の通称ドングリなど、残された唯一の自然でございますので、これらを保全する意味も含め都市計画公園として拡張を計画し、先日都市計画審議会にもお諮りし、承認もいただいたものでございます。特に拡張区域の山地の大半を占めます北側部分は、県から無償借り受けができまして、また民地所有者の協力も得られ、国からはその用地取得につきまして一部補助が認められましたので、今回予算化をお願いした次第でございます。  そこで、御指摘の第一点でございますが、他の開発造成地についてもこのような方法で買うのかということでございますが、これは今申し上げますように、公園の過去の古い歴史もございますし、立地条件からいたしましても、御指摘の他のケースとは全く異なるものでございますので、そのようには考えておりません。  それから、崩壊対策に対する費用の算定をしたかという御質問でございますが、当面、今そのように考えておりませんので、その算定もしておりません。  それから、単価の算定の問題でございますが、これは土地の鑑定評価に基づきまして、鑑定委員会にお諮りして決定をしたものでございます。  それから、関連のおふろ屋さんの問題でございますが、旧六八跡地の問題でございます。これは今おっしゃいましたように、面積約八百六十平米ばかりの土地でございますが、戦後間もなく、ある民間の方が国からこの土地を借り受けられましておふろ屋さんを経営しておられた経緯がございます。その後ふろ屋をやめられまして、が、その借地人の方が国に対し土地の払い下げの申し入れをされ、国といたしましては、その敷地が公園の計画区域内ということでもございますので、本市に対しましてその協議がございました。その後国、市、借地人の三者の間でいろいろ話し合いを重ねてきたところでございますが、最近になりまして借地人の方が亡くなられまして、現在その話し合いが中断しているという状態でございます。今後国とも連絡をとりながらこの問題の処理に進めてまいりたいと、かように思っておりますので、御了承賜りたいと存じます。  以上でございます。 33: ◯副議長(四ツ橋正一君) 生活環境部長、杉山恵規君。    〔杉山恵規君登壇〕 34: ◯生活環境部長杉山恵規君) お答えいたします。御指摘の場所における自動車排ガス等に関する資料がございませんので、一度実態調査を行うことといたします。以上でございます。    〔「議長、十一番」と呼ぶ者あり〕 35: ◯副議長(四ツ橋正一君) 十一番、堀田信夫君。    〔堀田信夫君登壇〕 36: ◯十一番(堀田信夫君) タクシーの客待ち停車による公害ですが、交通障害を起こしている実態は土木部長も御承知のようでありますし、警察とも取り締まりについて協議し、申し入れているというふうに受け取ったんですが、これは今の生活環境部長の御答弁にも関連するんですが、事態がやっぱり抜き差しならない状況になってからでは遅過ぎるというふうに思うんですね。それで、しかるべく積極的な対処をしていただきたい。私は、特にこの点での専門的な知識を有しているわけではありませんが、大気汚染の中でも特に自動車から排出される窒素酸化物というのが最も恐ろしい。特に知らず知らずのうちに健康人とは言えないけれども、病人でもないというような状況、例えば風邪を引きやすいとか、風邪を引いても治りにくいとか、慢性的な鼻だとかのどの疾患が生じてきているという報告が、いわゆるこの沿線上の、沿線沿いの住民から出されていることが、いろいろな報告によっても言われているわけであります。特にこの点で今、生活環境部長が専門家として私お聞きしたいのは、長時間にわたって、長時間にわたってタクシーが客待ちのために停車をし、それが何台も続くということが、例えば私の見てきた限りでは三時間ないし四時間続くときもあるんですが、こういう状態が付近住民にどのような害をもたらすと考えてみえるのか、率直な御感想を伺いたいというふうに思います。  それから、土木部長も、ここがたまたま駐車禁止であっても停車禁止ではないということがありますが、どういうんですか、例えば協議しているということですけれども、例えば私、具体的に言いましたように、現場は明らかに道路の工事中による片側通行と同じような状況が続いていると。で、対向車をにらんでは一気に反対側に出て駆け抜けなきゃならぬというような状況が続いているわけなんですね。それで、せめてもこのタクシー業界の方々に協力願って交通整理をお願いするというような具体的な方策をとっていただきたいというふうに思いますが、その点でもう一つお答えいただきたいというふうに思います。  それから、教育長でありますが、私もこの施設の案内標示については、おっしゃるように数がありゃいいというふうにも思っておりませんので、適切な所に利用者のための便宜を図っていただく表示をお願いしたいというふうに思います。  市民部長やそれから衛生部長の答弁は、了解をいたします。  で、教育長の答弁の中で、グラウンドの照明でありますが、ソフトボールを目指している、六十三年までに十四キロワットということでありますが、私、県内の他都市でも、中学校だけでなしに小学校でも三十キロワット台あるいは四十キロワット台がある。現に私がソフトボールのゲームをしていても非常に暗い、不便をしている、例えばあのぶつかるような事故が起きてもいるわけなんですねえ。そこで、十四キロワットといわず、せめて国の指導目標としている二百ルクスまで引き上げていただくように、予算も要求していただきたいと思うんですねえ。それで、その点については市長からこういうグラウンドの照明について、県内他都市の比較から見ても非常に水準がおくれているという状況を私るる申し上げましたが、この点について予算を、予算というよりも、六十三年、十四キロワットという目標を引き上げていただきたいというふうに思いますが、その点市長からお答えをいただきたいというふうに思います。  それから、今、教育委員会は六十三年までに十四キロワットを全市的に行いたいという方針のようです。  それから、都市計画部長ですが、ここの残っている山林の緑地の価値については、私も否定するものではありませんが、問題は購入しようとしている土地の形状及び今後のこれにかかる費用等を考えた場合に、いろいろ疑問が残るんではないかというふうに思うわけであります。ここに私断面図を提示できないのが非常に残念なんですけれども、横断、この買おうとしている土地の横断を見た場合には、昔の平場の前一色山の南側に、この平場で家を建てておられる方の所に急な勾配で前一色山があって、ここの所を開発して、一つの並びの宅地造成がなされて、そこから直上がりでこの残地が残ったわけですね。この直上がりで、こういうふうになっておる、この直上がりの部分のほんのわずかな幅の所を買おうとしておるんですねえ。だから、現にこの直上がりの部分について崩壊されてはならぬということで、モルタル工法で吹きつけされている、そういう箇所が買おうとしている土地のおよそこの四分の一ぐらいに及んでいるというふうに私が現場も見てきて思ったんですねえ。それで確かにこの山を歩いてみますと、ヒトッバも群生しているというようなこともありますが、果たして公園としてそこを買うということが適切なのかどうか。おっしゃるように貴重なものがあるならば、保全が目的であるということであるならば、この開発行った業者にその緑地保全、そしてまた崩壊対策を義務づけて、引き続き市民のためにこの適正な緑地を提供すべきであるというのが行政の指導ではないかというふうに思うんです。そういう積極的な姿勢がないと、これは他の開発、法以前に開発して宅地造成を行ってた所に対しても示しがつかぬのではないかというふうに思うんです。  それからもう一つは、あの直上がりのような急傾斜の崩壊対策なんですが、非常に古いということから、現在の崩壊対策についてはそののり下の所でもたれ擁壁だとか、その直上がりの擁壁をつくって、それに網を、ネットを張るというような工法がなされていますが、これは非常に古いということから、全くそういう措置がなされていない、モルタルの吹きつけだけなんですね。だから、このモルタル工法による崩壊対策の後、耐用年数どれほどもつのか。そういうような査定も当然やってしかるべきではないかというふうに思うんです。で、私関係者にちらっと伺ったところ、あの古さであれば剥離している可能性もある、剥離していればこれを取り除いて新たに吹きつけ工法をやらねばならぬ。そうなると、撤去のための費用も相当かかる。そしてそれが隣接している民家への影響も考えたら相当な対策も講じなければならぬし、そういうのをやっておいて新たに吹きつける段階になれば、大体一平方メートル当たり一万五千円から二万円ぐらいかかるであろうというふうに言われました。現在買おうとしている面積が九千五百七十九であります。これが例えば私が指摘していますこの崩壊対策を要する箇所ですが、これがおよそ例えば三分の一、あるいはまた四分の一、五分の一というふうに見てった場合でも、五分の一にした場合でも千九百十五平方メートル、これが平米当たり二万円かかったとしても三千八百万であります。この三千八百万に加えて、この撤去のための費用もかかるし、人家への影響を起こさないための対策の金もかかってくる。そうなると実際に用地費は二千八百万円でも、これが七、八千万、一億円近いような買い物になる。だから、私はこの用地購入に当たって、あの危険なこの古い崩壊対策がどの程度もつのか。そういう見積もりというか、積算を当然やってしかるべきだというふうに思うんです。土木部長に技術的な観点からあの市内、あのよく御存じだと思いますので、あのモルタル工法がどれほどもつのか、率直にお答えいただきたいというふうに思います。    〔「はい壊れてまっておる。この間も落ちたばっかりや……。」と呼ぶ者あり〕 そうです、あの並びの東の所ではがけ対策も起きています。    〔私語する者あり〕(笑声)  それから、単価でありますが、私はそういうようなこれに係る今後用地を取得したら、すぐさま崩壊対策の手直しをしなきゃならぬというようなことを考え合わせれば、その二千八百万出しても、それを上回るまた金を出さなきゃならぬ。本来から言えば公園の決定をしておいて、そこで業者に対してそのしかるべく対策を講じらせて、それから引き取っていくというぐらいの指導が必要だというふうに思います。  以上、二回目の質問を終わります。    〔私語する者あり〕 37: ◯副議長(四ツ橋正一君) 市長、蒔田 浩君。    〔蒔田 浩君登壇〕 38: ◯市長(蒔田 浩君) お答えを申し上げます。小中学校の運動場の開放をしておるわけでありますが、その夜間照明が暗いというお話でございます。どの程度の暗さであるのか、あるいはまたソフトボールがやれないのかどうか、    〔「やれぬことはないけど…」と呼ぶ者あり〕(笑声) やっておられるはずでございますが、(笑声)明るければ明るいほどいいということは事実でありましょう。しかし、無料開放をしておって、そして、    〔「有料になったんや」「有料です」と呼ぶ者あり〕 ああ有料ですか、今は。(笑声)まあ有料ですが、    〔私語する者多し〕 ソフトボールとしてどの程度の明るさがいいのか、私も実態を十分知っておりません。しかし、よく教育委員会やらその他の意見も聞いて、そして適正のところまでいけるのか、どこまでいけるのか、よく予算査定の中で、また必要に応じてはよくなるように、そして市民の皆さん方が楽しくやれるようなこともまた考える必要があるかどうかということについての、また調査も一遍さして、その上でどのようにするかということを決めていきたいと、かように思うわけであります。    〔私語する者多し〕 39: ◯副議長(四ツ橋正一君) 生活環境部長、杉山恵規君。    〔私語する者多し〕    〔杉山恵規君登壇〕 40: ◯生活環境部長杉山恵規君) お答えいたします。付近住民の方々の暴露時間と、特にそのガス濃度が問題であると考えますので、御指摘を踏まえて調査いたします。    〔私語する者あり〕(笑声) 41: ◯副議長(四ツ橋正一君) 土木部長、坂井 博君。    〔私語する者多し〕    〔坂井 博君登壇〕 42: ◯土木部長(坂井 博君) お答え申し上げます。  御指摘のタクシー待ちの停車についての問題でございますが、先ほどちょっと御答弁申し上げましたように、警察としてはこの道路が、道路法のいわゆる駐停車禁止区域に規定されてないので、取り締まりは難しいということでございますが、岐阜市といたしましてもそういう交通障害を起こしておりますので、タクシー協会、関係者に対しタクシーの乗り入れが少なくなるように警察当局に対しまして強く行政指導を行っていただくようにお願いをしていきたい、かように思います。  それから第二点目の、野一色公園の関連でございますが、御指摘の箇所はコンクリートブロック積みと、それからコンクリート・モルタルの吹きつけがされております。現状では崩れるようなことはないように思いますけれども、一度都市計画部長とよく協議をいたしますが、工事費につきましては今の段階ではわからないのでございます。  以上でございます。(笑声)    〔私語する者あり〕    〔「議長、十一番」と呼ぶ者あり〕 43: ◯副議長(四ツ橋正一君) 十一番、堀田信夫君。    〔堀田信夫君登壇〕 44: ◯十一番(堀田信夫君) 一言だけ御要望を申し上げておきます。  市長にはぜひ水準を引き上げていただくようにお願いしておきます。特に具体的に県内の各都市の夜間のグラウンドの照明の度合いについて御紹介しました。これは小学校におけるソフトなんかでも三十キロワットや四十キロワットということを申し上げましたので、ぜひ特別職や市会議員の報酬だけを他都市と比較するんでなしに、    〔私語する者あり〕 こういう点についても目配りをしていただきたい、強く御要望申し上げておきます。    〔私語する者多し〕  生活環境部長でありますが、早速調査したいということでありますが、柳ヶ瀬のかいわいなどを初めとして全市的にということもあわせて御要望申し上げておきますので、この自動車公害に対する住民への環境影響調査については、早急に全市的に行っていただきたいということをあわせ要望いたしておきます。    〔私語する者あり〕  それから、土木部長でありますが、渋滞の関係についてはよろしくお願いします。  それと前一色山ですが、崩れるようなことはないと、これについては非常に自信がなさそうでありますが、それは当然であります。これが突然ここでそうやって言ったわ、二、三日のうちに崩れたら大変なことになるわけでありますから、    〔私語する者あり〕 ですから、要は非常に関係者の話をいろいろ伺ってみても非常に古いということははっきりしているし、工法的に不十分であるということもはっきりしているわけであります。で、これを手直しした場合に幾らかかるのかっていうふうに、私はその点が非常に大事だと思うんです。買ったわ、すぐ手直しをしなきゃならぬというようなことになったら、実際には平米当たり二万九千円では済まぬということを言っとるわけなんです。ですから、わからないと言うのではなくって、わかってから買うべきであるというふうに思います。現にこの都市計画の審議会によって公園決定されたこの前一色の山林を含む区域の中で、公園決定されたけれども、民有の、同じこの並びの所で、まだわし売らへんがなということで持ってござる土地があるわけね。だから、このひとまず都市計画によってこの公園決定はしたけれども、行政としてはこの急傾斜の崩壊対策についていろいろ心配が尽きぬということから、まずは専門家による査定を行って、そしてこの崩壊対策がどの程度もつもんか、そしてまたかけた場合には費用がどれぐらいかかるんか、こういうことを当然見積もって、そしてしかるべくこの用地購入に対して対処すべきであるというふうに思いますし、その点については指摘をしておきますが、建設委員会でも私委員でもありますので、引き続き直ちにこんな見積もりはそう時間かからなくてもとれると思いますので、建設委員会に間に合うようにあの崩壊対策がどの程度もつのか。そしてやり直しやった場合にどれぐらいかかるんか、この見積もりをとっていただくように御要望しておきます。    〔私語する者多し〕            ━━━━━━━━━━━━━━━━━  延  会
    45: ◯副議長(四ツ橋正一君) お諮りいたします。本日の会議はこの程度にとどめ延会いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 46: ◯副議長(四ツ橋正一君) 御異議なしと認めます。よって、本日はこれをもって延会することに決しました。本日はこれをもって延会いたします。   午後四時二十五分 延  会  岐阜市議会議長      小 野 金 策  岐阜市議会副議長     四ツ橋 正 一  岐阜市議会議員      村 瀬 正 己  岐阜市議会議員      森   由 春 発言が指定されていません。 Copyright © Gifu City Assembly. All Rights Reserved. ↑ 本文の先頭へ...